- 2025年7月30日
溶連菌感染症
溶連菌感染症とは
溶連菌感染症は咽頭炎や扁桃炎の原因となる疾患で、A群β溶血性連鎖球菌が主な原因といわれております。
症状
溶連菌感染症は発熱やのどの痛みが出現し、舌にイチゴのようなツブツブができたり(イチゴ舌)、体や手足に小さく赤い発疹が出たりすることもあります。回復期(2週間前後)には手のひらや足の裏の皮膚がめくれることもありますが自然に治ります。

検査
綿棒でのどをこすり、検査を行います。検査結果は5分ほどで出ます。
治療
溶連菌感染症の治療は抗菌薬になります。合併症を防ぐため5~10日抗菌薬を飲み続ける必要があり、発熱やのどの痛みなどの症状が改善したとしても、薬をやめないように注意して下さい。
日常生活での注意点
ご家族に感染者が出たら手洗い・うがい・マスク着用で予防につとめましょう。また、タオルやコップの共用は避けましょう。
登校制限
溶連菌感染症になったとしても一律に出席停止となる感染症ではありませんが、「条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる感染症」という扱いになっており、その時の学校の判断によりますので、学校から溶連菌感染症になった際には休むよう指示があれば従ってください。出席停止となった際は、抗菌薬で治療開始後24時間を経過し、全身状態が良ければ出席可能になります(目安であり一律に決まった基準はありません)。