- 2025年8月12日
ヒトメタニューモウイルス感染症
ヒトメタニューモウイルス感染症とは
ヒトメタニューモウイルス感染症は2001年に発見されたRSウイルス感染症に似たような症状を引き起こす病気です。ヒトメタニューモウイルスの流行は春~初夏が多いと言われ、5歳までにほとんどのお子さんがかかるウイルスです。ヒトメタニューモウイルスの潜伏期間は3~5日間とされています。

症状
鼻汁、咳、のどの痛み、発熱などの症状が出現し、中耳炎を合併することもあります。重症化すると気管支炎や肺炎の兆候が見られ、中には呼吸困難を起こして入院することもあります。
診察
綿棒で鼻の奥をこすり、検査を行います。検査結果は10分ほどで出ます。
検査が保険適応となっているのは『6歳未満で肺炎が疑われる場合』のみです。
治療
ヒトメタニューモウイルス感染症の治療は対処療法が基本です。発熱があれば解熱剤を、のどが痛ければ痛み止めを使用して下さい。
注意点
ヒトメタニューモウイルス感染症では急性中耳炎を合併しやすい(約15%~約50%と報告により幅があります)と言われています。
ヒトメタニューモウイルス感染症と診断されたら、改善するまでの期間は耳鼻咽喉科で中耳炎の確認をしていくことをお勧めします
登校制限
ヒトメタニューモウイルス感染症になったとしても出席停止の必要はありません。