• 2025年8月3日

手足口病

手足口病とは

手足口病は乳幼児(5歳以下)を中心に主に春~夏にかけて流行する疾患です。原因は主にコクサッキーウイルスA6、A10、A16、エンテロウイルス71と言われています。

症状

手足口病の症状は発熱のどの痛みで、口の中、手足の末端、おしりなどに水疱(水ぶくれ)が出ます。

診察

口腔内や手足を確認して診断します。手足口病には、迅速検査はありません。

治療

手足口病の治療は対処療法が基本です。多くは3~7日で軽快します。

日常生活での注意点

手足口病は、接触感染や飛沫感染、糞口感染(便と一緒に排泄されたウイルスが口に入って感染する)により拡がります。感染した人の唾液や痰の付いた物の扱いに注意し、手洗いうがいを積極的に心がけて下さい。特に家庭内でタオルや食器を共用することは控えて下さい。乳幼児のおむつ交換をした後は、排せつ物を適切に処理し、石鹸でしっかり手洗いをすることが大切です。

登校制限

手足口病になったとしても一律に出席停止となる感染症ではありませんが、「条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる感染症」という扱いになっており、その時の学校の判断によりますので、学校から手足口病になった際には休むよう指示があれば従ってください。出席停止となった際は、発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事が取れるようになると出席可能になります(目安であり一律に決まった基準はありません)。

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