• 2025年8月6日
  • 2025年8月11日

耳管開放症

耳管とは

耳管は耳とのどをつなぐ管で、中耳の換気と圧を調整する働きをしています。通常、耳管は閉じていますが、つばを飲むときやあくびをしたとき、食事をするときなどに開きます。

症状

耳管が開きっぱなしの状態になると、「耳のつまり感」「声が響く」「呼吸する時の音が聞こえる」「耳鳴り」などの症状が起こります。

原因

病気やダイエット、加齢などで体重が減った後に起こることが多く、耳管を取り囲む脂肪や筋肉が痩せてしまうことで、耳管の機能を保てなくなることが原因です。他にも、ストレスや妊娠、激しい運動による脱水、人工透析などでも起こることもあります。

診察

耳管機能検査装置で耳管の状態を判断します

治療

□ 水分補給
□ 体重を増やす
□ 生理食塩液点鼻療法
□ 漢方内服
  など

注意

耳管開放症(耳管が開きっぱなしになる状態)と耳管狭窄症(耳管が閉じっぱなし)は真逆の状態ですが、似たような症状がでるので、耳管開放症の治療をして改善しない場合は耳管狭窄症として治療する可能性があります。

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