- 2025年8月6日
耳管狭窄症
耳管とは
耳管は耳とのどをつなぐ管で、中耳の換気と圧を調整する働きをしています。通常、耳管は閉じていますが、つばを飲むときやあくびをしたとき、食事をするときなどに開きます。

症状
耳管が狭くなると中耳の圧が変わり、高い山に登ったときやトンネルをくぐったときのような、「耳のつまり感」「声が響く」「難聴」「耳鳴り」「耳痛」などの症状が起こります。
原因
□ アレルギー性鼻炎
□ かぜ
□ 副鼻腔炎
□ アデノイド肥大
など
診察
耳管機能検査装置で耳管の状態を判断します
治療
原因となる病気の治療が中心となります
□ アレルギー薬
□ 抗菌薬
□ 耳管通気法(耳管から中耳に空気を送る治療)
など
注意
耳管狭窄症(耳管が閉じっぱなし)と耳管開放症(耳管が開きっぱなしになる状態)は真逆の状態ですが、似たような症状(下線の所見)がでるので、耳管狭窄症の治療をして改善しない場合は耳管開放症として治療する可能性があります。