• 2025年10月20日

伝染性紅斑(リンゴ病)

伝染性紅斑(リンゴ病)とは

伝染性紅斑はヒトパルボウイルスB19が原因で起こる病気で、幼少児(2~12歳)に多いですが、乳児や成人が感染することもあります。両頬がリンゴのように赤くなるためリンゴ病とも呼ばれています。伝染性紅斑は1回感染すると免疫が一生続くため、2回感染することはありません

症状

微熱やかぜの症状などがみられ、その後(約5~10日後)に両頬に赤い発しん(紅斑)が現れます。続いて、体や手・足に網目状またはレース状の発しんが広がります。これらの発しんは1週間程度で消失します

※頬に発しんが出現する1週間ぐらい前の微熱やかぜのような症状がみられる時期はウイルスの排出が多いですが、発しんが現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく、感染力もほぼ消失しています

診察

頬や手足の発しんを確認して診断します

治療

伝染性紅斑の治療は対処療法が基本です。発熱があれば解熱剤を使用して下さい。

登校制限

伝染性紅斑は感染したとしても一律に出席停止となる感染症ではありませんが、「条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる感染症」という扱いになっており、その時の学校の判断によりますので、学校から伝染性紅斑になった際には休むよう指示があれば従ってください。出席停止となった際は、全身状態が良ければ出席可能になります(決まった基準はありません)。

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