• 2025年9月12日

味覚障害

味覚障害とは

味覚障害とは、味に対する感度が低下したり、味を感じなくなったり、味が違うように感じたりする症状をいいます。何も食べていないのに苦味や塩味などを感じるような味覚異常もあります

味覚障害の原因と治療

原因不明なことも多いです。以下のような原因から起こっている可能性があります

□ 鼻汁などによる嗅覚障害によるもの(においがしていないので鼻をつまんで食べているような状態になっている)
 →  副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎など鼻汁の原因を判断し治療する

□亜鉛不足
 ※血液検査で血清亜鉛が正常範囲内でも低めであれば味覚障害が起こり得ると言われています
 →  亜鉛の多い食物(牡蠣、レバー、牛赤身肉、卵、納豆、ほうれん草、牛乳、チーズ、うなぎ など)を摂取する、亜鉛を含む薬で補う

□ 舌炎や口内乾燥などの口腔内の原因によるもの
 → 舌炎はミネラル(亜鉛、鉄、銅など)やビタミン不足などでも起こります。それぞれの原因に応じて補充します。または炎症を抑えるうがい薬などを使用したりします

□ 内服している薬によるもの
 → 原因の薬を止める

□ 全身性の疾患(肝障害、腎障害、糖尿病、消化器疾患、甲状腺機能障害)などによる
 →内科でご相談下さい

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