- 2025年8月12日
マイコプラズマ感染症
マイコプラズマ感染症とは
マイコプラズマ感染症はマイコプラズマ・ニューモニアという病原体が引き起こす疾患です。マイコプラズマ感染症は4年周期でオリンピックの年に流行しやすい感染症で、6~12歳を中心とした幼児期、学童期、青年期に罹患することが多いと言われています。マイコプラズマ感染症の潜伏期間は2~3週間とされています。

症状
発熱、全身倦怠、頭痛などの症状が出現し、数日すると乾いた咳が出現します。咳は徐々に強くなり、解熱後も長く続きます(3~4週間)。様々な合併症(中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、関節炎など)をおこすこともありますし、また、重症肺炎となることもあります。
診察
綿棒でのどをこすり、検査を行います。検査結果は15分ほどで出ます。
治療
マイコプラズマ感染症の治療はマクロライド系の抗菌薬(クラリスロマイシンなど)が第一選択となります。
登校制限
マイコプラズマ感染症になったとしても一律に出席停止となる感染症ではありませんが、「条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる感染症」という扱いになっており、その時の学校の判断によりますので、学校からマイコプラズマ感染症になった際には休むよう指示があれば従ってください。出席停止となった際は、全身状態が良好になると出席可能になります。
(目安であり一律に決まった基準はありません)